『写真家ソール・ライター展』神秘的なことは馴染み深い場所で起きる

Bunkamuraザ・ミュージアム「写真家 ソール・ライター展」展覧会紹介動画

渋谷のBunkamuraで開催されている、ニューヨークが生んだ伝説 写真家ソール・ライター展に行ってきました。

お立ち寄りくださった親愛なるみなさま、こんにちは、Emi(@holopopoJP)です。

先日のフォトウォークでLightroomの使い方を教わったときに、堀口さん@infonumber333に「使い方がわかったら、あとは自分の好みに加工するだけ」とアドバイスをいただきました。

はて。

自分の好みの写真ってどんなだろう。

というわけで、自分の好みの写真を探るため、我々はアマゾンには向かった。

わけがなく(我々でもないし)、いろいろな写真に触れることにしました。

そして、ちょうど写真家ソール・ライター写真展というのが渋谷のBunkamuraザ・ミュージアムで行われていたので、このGWに行ってきたのです。

ソール・ライターは、「ハーパーズ バザー」や「ヴォーグ」など有名ファッション誌の表紙も飾った写真家でしたが、写真に芸術性よりも商業性が強く求められはじめた80年代に表舞台から姿を消し、それ以降「自分の写真」を撮り続けたということです。

この回顧展でもファッション雑誌に掲載された写真も何枚も展示されていました。

その頃の写真もとても美しいし、モノクロの写真も雰囲気があってすてきです。

特に『LIFE』という雑誌の1951年11月号に載ったという、「靴磨きの靴」という作品はとても印象的でした。
その雑誌も一緒に展示されていて、「靴磨きの職人さんの靴がいちばん汚れていることがとても気になった」ということが書かれていたのだけど、その写真がまた味わい深くて。

靴だけをクローズアップして大きく写したモノクロ写真で、妙に温かみを感じるの。

ほんとうに不思議。

でも、彼の作品を見て特に心が躍ったのは、カラーの写真。

美術の歴史は色彩の歴史だ。洞窟の壁画にさえ色彩が施されている。

とは、本人のことば。

わたしの印象に残っているのは、3枚が一緒に展示されていた、「タイムズ・スクエア」、「フェスティバル」、「ソームズとの散歩」という写真。

どれも全体的に赤の色が強調された、光でキラキラ、ふんわりした写真でした。

それと、「高架鉄道の足」という作品。

光と影の使い方と、そしてそれが直線的に分けられているその潔さが説得力を感じさせました。

そして、そのほかにもわたしがすてきだなと思った彼の特徴はもうふたつあります。

それは、カリグラフィーの存在と幾重にも重なるフレーミング。

看板だったり、壁に書かれている文字だったり、そういうのを主役にした写真がいっぱいあって。

わたしもね、文字って大好きなの。

だからそういう意味で、わたしと彼の写真の相性(好みの方向性)は合っていたみたい。

フレーミングはね、モンドリアンやカンディンスキーの絵画を思い出させました。

でもそれは、カフェの中から、あるいは車の中からわざとその枠を通して撮影されていたり、お店の看板が重なって、いろんな四角を作っているところを捉えていたりして、意図して誰かが作ったものではなくて、NYの街中のただそこにたまたまあるものを彼の視点で切り取ったものなの。

私が写真を撮るのは自宅の周囲だ。神秘的な事は馴染み深い場所で起きると思っている。何も、世界の裏側まで行く必要はないんだ。
I take photographs in my neighborhood. I think that mysterious things happen in familiar places. We don’t always need to run to the other end of the world.

写真家からの贈り物は日常で見逃されている美を時折提示することだ。
A photographer’s gift to the viewer is sometimes beauty in the overlooked ordinary.

彼の写真を見ていると、ほんとうに日常が愛おしく思えてくるのだよ。

そしてね、彼の写真には物語を感じるの。

ただスパンと切り取られたどこにもつながっていない一瞬じゃなくて、その瞬間まで続いてきて、そのあとも続いていく物語の一場面という感じがするの。

ソール・ライター本人がそういうことを意図して撮ったのかは知るよしもないけれどね。

そういえば、彼のドキュメンタリー映画があるということだから、今度観てみようと思います。

それでは、今日という日がみなさまにとってすてきな1日でありますように。

かしこ。

写真展情報

ニューヨークが生んだ伝説写真家ソール・ライター展

開催期間

2017/4/29(土・祝)-6/25(日) *5/9(火)、6/6(火)休館

開館時間

10:00-18:00(入館は17:30まで)
毎週金・土曜日は21:00まで(入館は20:30まで)

会場

Bunkamura ザ・ミュージアム
東京都渋谷区道玄坂2-24-1 (map)

入館料

一般: 1,400円
大学生・高校生: 1,000円
中学生・小学生: 700円

もっとソール・ライター

▶ Amazonビデオ: 写真家ソール・ライター 急がない人生で見つけた13のこと(字幕版)

▶ Amazon DVD: 写真家ソール・ライター 急がない人生で見つけた13のこと

Tags from the story
Written By
More from Emi

泳げないけどモアナになりたい

去年ハワイにハマったから、モアナを観てきたよ。 なにを隠そう、holoholo popokiは、「お散歩するねこ」という意味のハワイ語なのだ!
Read More

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *